安保理が非難声明 燃焼実験とミサイル発射

【ニューヨーク國枝すみれ】国連安全保障理事会は23日午後(日本時間24日午前)、朝鮮民主主義人民共和国が最近実施したロケットエンジンの地上燃焼実験とミサイル発射を、安保理決議の重大な違反だとして強く非難する報道声明を発表しました。


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(写真:EPA/TTXVN)

声明は、朝鮮民主主義人民共和国による一連のエンジン実験とミサイル発射は「核兵器運搬能力を高め、地域の緊張と軍拡競争の危険を高める」と指摘。朝鮮民主主義人民共和国の行為を安保理決議に対する「極悪で挑発的な抵抗だ」と批判し、深刻な懸念を示しました。

報道声明に法的拘束力はないが、全ての理事国が承認する必要があるため、安保理の一致した意思を示す狙いがあります。

朝鮮民主主義人民共和国は現地時間の19日、新型高出力ロケットエンジンの地上燃焼実験を行ったと発表。22日にはミサイル1発を発射したが失敗したと見られています。

今回、燃焼実験が行われたエンジンは、米国本土に到達可能な新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載される恐れも指摘されています。


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